- 調査データ
- 2024.11.26
インターナショナルスクール退学後の進路選択調査。公立学校が最多の36.5%
じゅけラボOnlineインターナショナルスクールJOIは、インターナショナルスクールを途中退学した経験がある子どもの保護者200人に、インターナショナルスクール退学後の通学先と再入学の可能性についてアンケート調査を実施しました。
■調査概要
- 調査概要:インターナショナルスクールを辞めた後の学校と再入学の可能性に関する調査
- 調査期間:2024/6/10~2024/6/12
- 調査方法:インターネット調査
- 有効回答:事前調査で「子どもがインターナショナルスクールを途中退学した経験がある」と回答した保護者200人
インターナショナルスクール退学後の選択肢は?公立学校が最多、私立学校やオルタナティブスクールも多くの支持を集める
退学後の学校選択 | 割合 (%) |
---|---|
日本の公立学校 | 36.5% |
日本の私立学校 | 28.0% |
一条校ではないオルタナティブスクール | 22.5% |
通信制学校 | 8.5% |
ホームスクーリング | 3.0% |
その他 | 1.5% |
インターナショナルスクールを退学した子どもたちの進路選択に関するアンケート調査の結果、日本の公立学校が最も多く選ばれていることが明らかになりました。また、私立学校やオルタナティブスクールも多くの子どもたちに支持されています。本調査結果をもとに、各教育機関の特徴や選ばれる背景について分析しました。
最も多い36.5%が日本の公立学校を選択。安定した教育環境を求める理由とは?
アンケート結果によると、インターナショナルスクールを退学した子どもたちの36.5%が日本の公立学校に通っています。インターナショナルスクールを辞めた理由の多くが「学校に馴染めない(学習内容の難しさ・友人関係の問題)」「学費が高い」という視点から考えると、安定した教育環境とコスト面でのメリットを求める保護者が多いためと考えられます。公立学校は日本国内で広く普及しており、地域コミュニティとの連携や標準的な教育カリキュラムが魅力とされています。
>インターナショナルスクールの退学理由と希望する学費の調査結果
28.0%が日本の私立学校を選択。質の高い教育と独自のカリキュラムが魅力
日本の私立学校を選択する保護者は28.0%にのぼります。私立学校は質の高い教育と独自のカリキュラムを提供しており、子どもの個性や特技を伸ばす教育方針が支持されています。また、私立学校は生徒一人ひとりのサポートが充実している学校が多く、きめ細やかな指導が受けられる点も魅力です。
22.5%が一条校ではないオルタナティブスクールを選択。多様な学びの場を求めて
オルタナティブスクールを選択する保護者は22.5%となっています。一条校ではないオルタナティブスクールは、日本の伝統的な教育システムにとらわれず、柔軟な学びの場を提供します。プロジェクトベースの学習やクリエイティブなカリキュラムを通じて、子どもたちの自主性や創造性を育む教育が支持されていることがわかります。
通信制学校、ホームスクーリング、その他の選択肢。残り13.0%の保護者が選んだ理由とは?
アンケート結果によると、通信制学校を選択した保護者は8.5%、ホームスクーリングを選択した保護者は3.0%、その他の選択肢を選んだ保護者は1.5%でした。
通信制学校は、子どもたちが自宅で学習を進められる柔軟な学習スタイルを提供します。特に、地理的な制約や特別な学習ニーズを持つ子どもにとって、通信制学校は重要な選択肢となっています。
ホームスクーリングを選択する保護者は3.0%にのぼります。ホームスクーリングは、親が直接子どもの教育に関与できる点が魅力です。ホームスクール向けで選択できるオンライン教育カリキュラムも増えており、個別指導や特定の教育理念に基づいた教育を提供できるため、子どもの特性や興味に合わせてカスタマイズされた教育環境を用意することが可能です。
>インターナショナル教育をホームスクールで受講できる!JOI
インターナショナルスクール退学後も半数近くが再入学を検討。一方で約4割が検討していないと回答
回答 | 割合 (%) |
---|---|
はい | 46.0% |
いいえ | 36.0% |
わからない | 18.0% |
調査結果によると、インターナショナルスクールを退学した経験を持つ子どもの保護者の約半数(46.0%)が、再びインターナショナルスクールに通わせることを検討していることが明らかになりました。
一方で、36%の保護者は再入学を検討していないと回答しました。インターナショナルスクールを退学した理由としている高額な学費や学習内容への適応、友人関係の問題など、インターナショナルスクールに通うことで直面する課題が再入学をためらわせる要因となっていると思われます。
再入学を検討している保護者に聞いた!再入学希望理由のトップは「国際的な環境で教育を受けさせたい」、次いで「英語力向上」
理由 | 割合 (%) |
---|---|
国際的な環境で教育を受けさせたい | 68.5% |
英語力向上のため | 31.5% |
海外大学進学のため | 23.9% |
海外転勤・海外移住が決まっているから | 1.1% |
その他 | 0.0% |
インターナショナルスクールに子どもを再入学させることを検討している保護者に対してその理由を調査したところ、68.5%の保護者が「国際的な環境で教育を受けさせたい」と回答しました。これは、保護者が子どもの将来におけるグローバルな視野や多文化理解の重要性を強く感じていることを示しています。国際的な環境で学ぶことは、子どもたちにとって異なる文化や価値観を理解し、受け入れる能力を養う貴重な機会となります。
次いで、31.5%の保護者が「英語力向上のため」と答えています。インターナショナルスクールでの学びは、学校生活や英語での授業を通じて自然な形で英語力を向上させる環境を提供し、生徒が日常生活で英語を使う機会が増えるので、その環境に需要があると伺えます。
さらに、23.9%の保護者が「海外大学進学のため」と回答しました。国際的な学歴は、世界中で認知され、評価されるため、将来のキャリアにおいて有利に働きます。インターナショナルスクールでの教育は、IB(国際バカロレア)やケンブリッジA-Levelなど海外大学への進学を視野に入れたカリキュラムを提供しているところも多いので、生徒がグローバルな舞台で活躍できるスキルと知識を身につける機会を与えます。
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インターナショナルスクールJOI
まとめ
今回の調査結果から、インターナショナルスクールを退学した子どもたちが多様な進路を選択していることが明らかになりました。最も多い36.5%の子どもたちが日本の公立学校に進学しており、これは安定した教育環境とコスト面でのメリットを求める保護者が多いためと考えられます。一方、私立学校やオルタナティブスクールも多くの支持を集めており、それぞれの教育機関の特色やカリキュラムが保護者にとって魅力的であることが伺えます。
通信制学校やホームスクーリングを選ぶ保護者も一定数存在しました。最近ではオンライン教育カリキュラムの増加により、個別指導や特定の教育理念に基づいた柔軟な学習スタイルや教育が可能となっていますのでそのような背景もこの選択肢を支援している事が考えれます。
また、インターナショナルスクールを退学した保護者の約半数(46.0%)が再びインターナショナルスクールに通わせることを検討しており、主な理由としては「国際的な環境で教育を受けさせたい」(68.5%)や「英語力向上のため」(31.5%)が挙げられている事がわかりました。
JOIについて
JOI(JyukeLabo-Online-Internationalschool)は、英語4技能の総合的な学びにより真の英語力をオンラインで養成する「国際英語コース」をはじめ、海外大学進学を視野に入れた「インターナショナルスクールコース」、英検対策、国内の高校・大学受験対策を並行して学習する「ハイブリッドコース」など、多様なニーズに対応したプログラムを提供します。それぞれのプログラムは、英語学習だけでなく、グローバルに活躍するために必要な「問題解決力」「クリティカルシンキング」「自立的研究」「コラボレーション」「議論」「プレゼンテーション力」を育成することに重点を置いています。