英検®️

中学受験

中学受験では一定以上の英検の資格を持っていると、英語が重視されている中学校では学力検査で加点されたり、英語の試験が免除されたりするなど入学試験において有利になる場合があります。

また、入学試験で英語の優遇制度がない場合でも、英検で一定以上の資格を持っていると面接試験でアピールする材料として活用できます。さらに、英語面接がある場合は英検の学習で培ったスピーキング力が役立ちます。

高校受験

英検は高校受験の内申点や学力検査の点数に加点することが認められており、主に私立高校で英検の優遇制度が多く採用されています。

例えば、英検3級以上で内申点に30点加算、英検準2級以上で筆記試験に50点加算など、取得している級に応じて内申点や学力検査に加算され、英検を取得していることで合格可能性が高まります。

公立高校では英検の優遇制度がある都道府県はまだ少ないですが、例えば大阪府などでは英検2級を取得していると、英語の学力検査の点数が80%保証される等の優遇制度が平成29年度入試から採用されており、今後も増えることが予想されます。

大学受験

大学受験では、国公立・私立問わず多くの大学で英検の優遇制度があります。

具体的には、学力検査への加点や英語の試験の免除などで、外国語系の学部・学科などでは英検やその他の英語外部資格のスコア提出が要件となっている場合や、公募推薦型特待生型入試などでは出願資格で英検○級以上が必須になっている場合もあります。

また、大学では入試だけではなく、入学後に英検の級を単位として認定する学校もあります。

就職

英検は日本で広く認知されている英語の資格試験であり、就職活動において一定の効果が期待できます。特に、英検1級や準1級を取得していると、企業から高い英語力があるとみなされることが多いです。

しかし、英検は日本限定の資格のため、就職活動ではTOEICなどの国際的な英語資格の方がより重視される傾向にあります。

企業によっては英検1級を取得していると資格手当が付いたり、教育関連の企業などでは英検準1級以上が必須の条件となっていたりする場合もあります。

海外旅行

一般的に、英検3級程度の英語力があれば、海外旅行で必要な最低限のコミュニケーションができるとされています。ホテルの予約、飲食店での注文、道案内など、簡単な会話ができれば旅行を楽しめるでしょう。

ただし、トラブルなどに対処できる英語力には届かないため、状況によっては苦労することもあります。

英検準2級や2級では、日常会話やトラブルなどの状況に応じた表現ができるようになり、よりスムーズなコミュニケーションが可能になります。

また、旅行中に現地の人たちと深い交流を楽しみたい場合は、英検準1級や1級の英語力があると良いでしょう。これらのレベルでは、ネイティブスピーカーとも自然なコミュニケーションができ、文化や歴史についての議論も楽しめます。

異文化交流

英検の試験内容はリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能を網羅しているため、英検のための学習をして高い級を取得することで、異文化交流に必要な幅広いスキルが身につきます。

さらに、英検のレベルが高いほど、より深いコミュニケーションが可能になります。高度な英語力を持つことで、単なる日常会話を超えた文化や歴史についての議論や意見交換が可能となり、相手とのつながりをより強固にすることができます。

海外勤務

英検はリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能を網羅しているため、海外勤務で必要とされる幅広いスキルが身につきます。具体的には、電子メールやレポートの作成、電話や会議での英語でのコミュニケーション、海外の同僚や取引先とのやりとりなど、様々なシーンで英語力を発揮できます。

英検の資格は、就職活動や昇進の際にも一定の評価を受けることがあります。特に、海外勤務を希望する場合や、国際的なビジネスを展開する企業においては、英検の資格を持っていることがプラスポイントとなることがあります。